20代はフィギュアとガンプラに囲まれていた私が、30代で整理後に久しぶりにブラインドボックスを買ってみた。その理由は、今の暮らしにちょうどいい趣味感があったからです。
休日のたびにショップを巡り、お気に入りのキャラクターを買い集めては、ガラスケースに並べて眺める。
そんな時間が、何よりの至福だったのです。
しかし30代を迎え、ライフステージの変化や引っ越しを機に、それらのコレクションを一度すべて整理しました。
メルカリで売却し、
「これからは物を増やしすぎない、シンプルな暮らしをしよう」
と決めたからです。
それから数年。
ホビーとは少し距離を置き、すっきりした部屋で暮らしていた私が、なぜ今さらSNSや店頭で話題のブラインドボックスを買ってしまったのか。
(※何が出るかわからない、箱入りフィギュアのことです。)
理由は意外とシンプルでした。
今の自分の生活に、驚くほどフィットする**“ちょうどいい趣味感”**があったからです。
大型フィギュアほど場所を取らない。
ガンプラほど時間もかからない。
それなのに、ちゃんと「趣味を楽しんだ満足感」がある。
そうして気づけば、久しぶりに私はブラインドボックスを買ってみたのでした。
「ねんどろいどサプライズ」をガチレビュー
ネットのレビューを見て悶々とするより、自分で体験したほうが早い。
そう思い、今回は実際にブラインドボックスを買ってみた体験として、グッドスマイルカンパニーの「ねんどろいどサプライズ」を購入して検証してみました。
「ねんどろいど」といえば、ホビー好きなら一度は聞いたことがある人気デフォルメフィギュアシリーズ。
それが、ブラインドボックス(中身の見えない箱)仕様になり、手のひらサイズで楽しめるようになったのがこの商品です。
一度ホビーを整理した30代の視点から、その実力を冷静にレビューしてみます。
開封!現れたのは作中最強の男「五条悟」
ピリピリと箱のテープを剥がし、中の袋を取り出すと――。
なんと、引き当てたのはラインナップの中でも大本命。
**「五条悟(ごじょうさとる)」**でした。

正直、ここでテンションが一段階上がります。
知っている人も多いと思うが
「五条悟」とは、大人気漫画・アニメ『呪術廻戦』に登場するキャラクターです。
自他ともに認める**「現代最強の呪術師」**であり、普段は黒いアイマスクで目を隠しているものの、その素顔は超絶イケメン。
圧倒的な強さと、飄々とした掴みどころのない性格。
そのギャップも相まって、作品を観ていない人でも名前を知っているレベルの人気キャラクターです。
そんな**「最強の男」**が、全高約7cmのちっちゃかわいい姿になって、手のひらの上に収まっている。
……これはズルい。
実際にブラインドボックスを買ってみたからこそ味わえた高揚感。
推しではないが「引き当てた瞬間のテンション爆上げ」
そしてその瞬間。
「もうホビー熱は卒業したはずなのに……」
そう思っていた、眠っていたオタク心が。
グワッと跳ね上がるのを感じました。
かつて私が集めていた通常のねんどろいどは4,000円〜5,000円台(※現在はさらに高騰)。
それを思えば、ブラインドボックス版の1個1,000円前後という価格は、絶妙なラインです。
正直。
「昔の自分なら、迷わずBOX買いしてただろうな……」
そんな懐かしさもありました。
ただ、今の私には、
「物を増やしすぎない」
という、シンプルな暮らしのスタンスがあります。
何より、これ以上フィギュアを増やすと、パートナーに怒られるという現実的な防衛線もある。
だから自分にこう言い聞かせました。
「全部集める必要はない。まずはクオリティ確認だ。1箱だけ。」
……たぶん、多くの大人ホビー勢が通る言い訳です。
箱を開ける前のあの時間が、すでにイベントだった
実際にブラインドボックスを買ってみた感想として、意外だったのがここ。
開封する前の時間が、すでに楽しい。
自宅のデスクに箱を置き、パッケージ裏のラインナップを眺める。
「どれが出ても悪くない。」
「でも、できればこのキャラが来てほしい。」
そんな予想をしている時間が、思った以上にワクワクします。
ちょっと箱を持ち上げてみて、
「お、意外と重いぞ?」
「パーツ多めのキャラかな?」
なんて、昔取った杵柄で重量差を気にしてしまうのも、大人ならではの楽しみ方。
スマホを脇に置いて、小さな箱に意識を集中させる。
その数分間だけ、仕事や日常のノイズから少し離れられる感覚がありました。
忙しくなると、大人の趣味って、
時間・場所・気力
のどれかが足りなくなりがちです。
その点、ブラインドボックスは開封まで10分もかからない。
それなのに、ちゃんと「趣味を楽しんだ満足感」が残る。
思っていた以上に、大人の一人時間と相性が良い遊びでした。
300円のガチャとは何が違う?
ピリッと箱のテープを剥がし、中の袋を取り出す。
そして、現れた小さなキャラクターを見た瞬間――。
素直にこう思いました。
「今のブラインドボックスって、300〜500円のガチャとは完全に別物だな。」
元フィギュア・ガンプラ勢の視点から見ても、**「ねんどろいどサプライズ」**には、大人向けホビーとしての完成度を感じるポイントがいくつかあります。
「造形と塗装のクオリティ」
まず驚いたのが、造形と塗装の精度。
ガチャ系アイテムにありがちな、
「塗装のズレ」
「パーツのバリ(削り残し)」
のような粗さが、かなり抑えられています。
本家ねんどろいどらしいマットな質感や、衣装の細かな塗り分けもしっかり残っていて、
“縮小版ねんどろいど”
という表現がしっくりくる完成度。
ブラインドボックス商品という先入観が、少し覆されました。
大人向けのタイパが良い
ガンプラって、楽しいんです。
でも、1体組むだけでも数時間。
塗装や改造に凝り始めると、本当に終わらない。
そして、道具もスペースも必要になります。
その点、ねんどろいどサプライズは違いました。
箱を開けた瞬間に、
「完成されたプロの造形」
が手に入る。
組み立て不要。
塗装不要。
場所もほぼ取らない。
忙しい30代以降の大人にとって、このタイムパフォーマンスの高さはかなり魅力的です。
- デスクに置いた瞬間、ちゃんと「所有感」がある
個人的に、一番意外だったのはここかもしれません。
スマホ、PC、仕事道具。
無機質なものが並ぶ大人のデスク。
その片隅に、ちょこんと置くだけで、少し空気感が変わる。
全高約7cm前後というサイズ感なので、主張しすぎない。
でも、不思議と存在感はちゃんとある。
「部屋を物だらけにはしたくない」
「でも、少しくらい趣味感は欲しい」
そんな30代のわがままを、意外とちょうど良く満たしてくれるサイズ感でした。

危ない。人気の理由と、次々欲しくなる「沼」の自制方法
レビューを終えた頃には、かなり納得していました。
「なるほど。これ、大人がハマる理由わかったわ……。」
お気に入りのデスク横に収まったフィギュアを眺めながら、満足感と同時に、少しの危機感も覚えます。
なぜなら。
1個で終わる気が、少ししなくなるからです。
脳内で、次の誘惑が始まる。
「これ、もう1体並べたら絶対いい感じでは?」
「リーメントのポケモンシリーズ、デスクに合いそうだな……。」
「サンリオ系も、意外と大人向けデザイン多いんだよな……。」
……危ない。
完全に、物欲の連鎖が始まりかけています。
その瞬間、脳裏に浮かぶのは、パートナーの冷静な視線。
「いや、落ち着け。これ以上増やしたら本当に怒られる。」
ここで、大人の理性を総動員。
かつての収集癖が暴走しかけるのを、なんとか現実の生活感で引き戻します。
ただ、実際にブラインドボックスを買ってみたからこそ、人気の理由はかなり理解できました。
高クオリティ。
小さな所有感。
開封のワクワク。
そして、
「もう1個だけ欲しい…」
と思わせる、絶妙な物足りなさ。
大切なのは、その誘惑とどう付き合うか。
大人の趣味として楽しむなら、
「お気に入りを少しだけ」
くらいの距離感が、案外ちょうど良いのかもしれません。
まとめ:ブラインドボックスは「物を増やしたくない大人」の賢い癒やし
かつて部屋を埋め尽くすほど、フィギュアやガンプラを愛していた私。
そして30代になり、一度それらをすべて整理した元ホビー勢の視点から、実際にブラインドボックスを買ってみた感想をまとめると――。
結論。
ブラインドボックスは、
「大人の生活空間や時間を圧迫せず、昔のワクワク感をもう一度味わえる趣味」
でした。
大きなガラスケースを用意する必要はありません。
何時間もかけてガンプラを組み立てる必要もない。
仕事帰りに、ふらっと1箱だけ買う。
自宅のデスクの片隅に、ちょこんと飾る。
それだけで、少し無機質になりがちな大人の日常に、遊び心や小さな彩りが生まれます。
もちろん、危険な側面もあります。
かつての収集癖が顔を出し、
「もう1箱だけ…」
「次のシリーズも気になる…」
と、ブラインドボックス沼の入口に立つ瞬間もある。
そこは、パートナーの冷ややかな視線を思い出しながら、大人の理性でグッと自制。
そのくらいの距離感が、今の私たちのライフスタイルにはちょうど良いのかもしれません。
もしあなたが、
「最近、おもしろい趣味がないな」
「昔はフィギュアやガンプラが好きだったんだけどな」
そう感じているなら。
ぜひ一度、店頭で気になるブラインドボックスを手に取ってみてください。
1,000円前後の小さな箱の中に、
想像以上のクオリティと、
少し忘れていた“あの頃のトキメキ”が、静かに詰まっているかもしれません。


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